(3)ここならではの、ここでしか経験できない看護
−透析看護の特徴を1つあげるとしたら何ですか。
(宮澤さん)
患者様のお身体や透析治療のことだけでなく、ご自宅での生活についてもご家族と一緒に考えていくことでしょうか。
特にセルフケアが落ちてきた時には、食事のことや生活状況など、ご家族と相談していくことが大切です。患者様だけでなくご家族とも良い関係を築いて、患者様とご家族に必要なことをアドバイスすることも看護師の役割になります。
−高齢者の患者様も多いので、ますます重要視されていくのでしょうね。
(宮澤さん)
看護師として勉強していかなければならないと感じています。
大変だと思うこともありますが、ここ(駒ヶ根共立クリニック)ならではの、ここでしか経験できない看護の1つだと思います。
−多くの方のサポートで患者様のすこやかな生活が実現されているのでしょうね。
(宮澤さん)
今まで何十年も大きな病気をしていなかった人が、腎不全で透析治療をしていくことになったら不安になると思います。透析治療を開始したばかりですと、病気のことを受け入れられていない方もいます。
生活に透析治療の時間が占める割合は小さくはないです。また日々の生活での自己管理も必要です。患者様の生活についても気を配っていくことは、看護師の役割です。
−スタッフの皆さんとのお話を楽しみにしている患者様もいらっしゃるのでしょうね。
(宮澤さん)
そうですね。第2の家というイメージで、お話するのを楽しみにしてくださっている方もいます。一方で、透析治療に集中している方もいます。
患者様それぞれに適したコミュニケーションをとるように心がけています。
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