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●2014年7月
患者様にとっての、全自動コンソール・電子カルテ導入のメリット(看護師編)

駒ヶ根共立クリニックでは、2011年12月に全自動コンソール、2012年の11月に電子カルテが導入されました。患者様の視点から見た”導入のメリット”について看護師の中村さんにお話をうかがいました。

(1)安全性がさらに増した透析治療を提供

−こんにちは、よろしくお願いします。

(中村さん)
こんにちは、よろしくお願いします。

−今日は、患者様の視点から見た、全自動コンソール、電子カルテの導入のメリットについて教えてください。

(中村さん)
メリットとしては、まず安全性がさらに増したことがあげられます。
たとえば血圧が自動で測定できるように、極端に言えば10分間隔でも測定できます。これ以上血圧が下がったら警報が鳴るという機能と組み合わせることで、素早い対応が出来ます。

−それは患者様それぞれに設定出来るのですか。

(中村さん)
はい。出来ます。患者様それぞれの体調や特性にあった設定をしています。
以前は、看護師が手動で血圧測定をしていましたので、次の測定のためにタイマーを設定して、次から次へベッドを移動しながら血圧測定をしていました。
タイマーが鳴らすブザーに追われて、患者様のお話を聞く余裕がないこともありました。

−血圧が下がったことに気が付かないとどうなるのですか。

(中村さん)
患者様が気を失ってしまうこともあります。遠目には寝ている状態と似ていることもあるので、スタッフが気が付くまで対応がとれないと大変なことになります。

−そのためのラウンド、スタッフさんの見回りを大事にされているのですね。

(中村さん)
はい。今もとても大事にしています。
返血についても自動的に行われます。患者様も自動で返血されることに驚いていましたが、今はすっかり慣れてくださいました。
機械が出来ることを機械に任せることで、スタッフの時間が生まれます。
そうして生まれた時間を患者様のために使うことができます。

−機械が自動と言うと、効率化であったり、人の手がかからなくなるようなイメージがあるのですが、「人が出来ることを増やす」という側面もあるのですね。

(中村さん)
そうですね。機械が私たちの仕事の一部を補助してくれているイメージですね。
数字を見て判断したり、臨機応変に対応するといった、私たちスタッフしか出来ない仕事に集中しています。

−ブザーが鳴らないだけでも静かでいいですね。

(中村さん)
本当にそうですね。ブザーが鳴ると、ドキっとしますよね。
以前のようにスタッフが飛び回ることもなく、落ち着いた透析室になっていると思います。

−患者様もスタッフの皆さんに声をかけやすいですね。

(中村さん)
以前、患者様が「看護師さんと話したいけれど忙しいそうだものね。仕方ないわね。」とおっしゃられたことがありました。患者様がとてもお優しいのですが、同時に申し訳ないと思いました。
今は、そういったお気遣いをさせてしまうこともなく、お気軽にお声がけしていただける雰囲気になりました。

→(2)声をかけやすい落ち着いた雰囲気が、患者様の安心に繋がる

 

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