駒ヶ根共立クリニックは、患者様の足をお守りするために、フットケアや人工炭酸泉による治療に取り組んでいます。中心的な役割をしている看護師の今井典子さんと看護助手の高橋裕子さんに活動内容をお話ししていただきました。
(2)患者様が、人工炭酸泉による治療の気持ちよさを川柳で表現
−人工炭酸泉による治療を拝見しましたが、足湯のような形で行っているのですね。
(今井さん)
はい。ご覧頂いた患者様は、冬場はとても足が冷たくなってしまうということで、人工炭酸泉による治療を開始しました。
気持ちが良い治療で、家に帰っても温かさが続き、すごく楽になったと仰って頂いています。
−家に帰っても効果が持続するのは良いですね。
(今井さん)
患者様に喜んで頂けるのは、私たちにとっても嬉しいことです。
フットケアの観察をした際に足が冷たい方を発見した場合、私たちを含めて何人かのスタッフで確認し、医師にも相談しながら経過をみて、人工炭酸泉による治療をおすすめすることがあります。
人工炭酸泉による治療がはじまると、医師を中心にしっかりと経過観察をしていきます。
−気持ちが良い治療なので、患者様にも口コミで拡がりそうです。
(今井さん)
そうですね。患者様同士で話題となったので、自分もやってみたいと申し出てくださる方もあります。
患者様ご自身が足に関心を持っていただくという点でも良いことだと考えています。
実は、フットケアを始めた頃は、患者様に足を見せていただけませんでした。
−え?そうだったのですか?
(今井さん)
はい。手と違って、足を見せることに抵抗感がある方は多かったですね。
今では「今日は足の観察ですから、お願いします。」と申し上げると、スッと素足を見せてくださいますが、最初の頃はなかなか難しかったですね。
−なるほど。足を見せて頂くだけでも大変なことなのですね。炭酸泉の専用のお部屋だけでなくベッドサイドで行う患者様もおみえのようですが。
(今井さん)
はい。看護助手さんがベッドサイドで出来るように準備してくれています。感謝しています。
(高橋さん)
いえ。患者様にはとても良い治療だとうかがっていますので、患者様にとって一番良い時間に、一番良い場所で人工炭酸泉による治療が出来るようにお手伝いさせていただいています。
−患者様それぞれに最適な治療環境を用意してくださるのが看護助手さんなのですね。
(高橋さん)
患者様にとても喜んでいただいていますので、私達もやりがいがあります。
とくに時間がなくて出来ないことが続いて、久しぶりに炭酸泉浴ができる時には、とても嬉しそうなお顔を拝見することができます。
「気持ちいいなあ、嬉しいなあ」というお言葉をいただくと、とても嬉しいです。
−足湯や温泉のような気持ちよさもあるのでしょうね。
(高橋さん)
川柳で、人工炭酸泉による治療の気持ちよさを表現してくださった患者様がおみえでした。
とても嬉しかったです。
女性の患者様が並んで治療をされていると「女子会だね」と患者様が仰るほど賑やかな雰囲気ですね。
(今井さん)
足だけでなく手がしびれるという方で、手を浸けることで気持ちが良いという患者様もおみえです。
継続しやすい治療ではないかと感じています。
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