休職してから看護師の仕事に復帰された上杉さんと中田さんと原さん。復職にあたって心配だったことや、実際に働いてみて感じたことをうかがいました。
(3)働き方は変えてもいいのだなと思いました
−中田さん、復職に際して心配だったのは何ですか。
(中田さん)
出産後、5年程、主婦業に専念し復職を考えていました。
家庭と仕事の両立がどこまで出来るかがとても不安でした。
−透析医療を選んだ理由は何ですか。
(中田さん)
結婚前、病棟に勤めていた時には本当に忙しくて、身体的にも気持ち的にもつらいことがたくさんありました。
当時は、仕事にやりがいも感じていましたが、自分の狭量のようなものを溢れてしまっているようにも感じていました。
今の私には、その時と同じような働き方はできないので、復帰するには透析医療がベターなのかなと考えました。
−今の生活と仕事とのバランス。
(中田さん)
はい。私自身も家族が増え、小さい子どもを抱えているので生活も変わり、働き方は変えてもいいのだなと思いました。
−原さんはいかがですか。
(原さん)
私が以前に勤めていた医療施設は、専門性のある治療や最先端の検査や手術はしていませんでした。
ですから、透析医療の専門性の高さに驚きましたし、戸惑いもありました。
そういった中で、一緒に働く人たちが本当に親切で、上司の人も「結果を早く求めようとは思っていないし、みんな(透析施設で)長くやってきて今があるのだから、ゆっくり覚えてってもらえばいいよ」と言ってくれました。
甘えてばかりいられませんが、昔のようなスピードでは覚えられないので助かっています。
−皆さんが、生活とのバランスに気を配りながら、看護師さんとしていきいきと働いていることを感じることができました。今日は、ありがとうございました。
(上杉さん、中田さん、原さん)
ありがとうございました。 |