休職してから看護師の仕事に復帰された上杉さんと中田さんと原さん。復職にあたって心配だったことや、実際に働いてみて感じたことをうかがいました。
(1)看護師の仕事に復帰したいと思っても、心配事がたくさんありました
−こんにちは。よろしくお願いします。
(上杉さん、中田さん、原さん)
こんにちは。よろしくお願いします。
−皆さん、看護師さんとうかがいました。
(原さん)
はい。
ほぼ同じ時期に駒ヶ根共立クリニックに転職してきて、約2年がたちました。
−原さんは以前はどのような医療施設で働いていたのですか。
(原さん)
大学病院や総合病院など一般的な病棟勤務でした。
子どもを産んでから休んでいた時期がありましたし、透析医療の経験も全くありません。
−中田さんはいかがですか。
(中田さん)
総合病院に勤めて、さまざまな科を経験させていただき、透析医療も経験しました。
出産後に5年間休んでいましたが、復帰にあたって透析医療に携わりたいと考えました。
−上杉さんはいかがですか。
(上杉さん)
関東で8年ほど看護師をしていて、主人の仕事の関係で長野に引っ越してきてから別の仕事をしていました。いつかは看護師に戻りたいと思っていましたが、16年間、看護師に戻るきっかけをつかめずにいました。
看護師の再就職支援講習会を受講したことがきっかけで、訪問看護サービスで看護師の仕事に復帰しました。その後、駒ヶ根共立クリニックで働くことになりました。
−皆さん、休職後に復職した経験をお持ちですが、復職にあたって心配だったことは何ですか。
(中田さん)
家庭のことと仕事を両立できるか、特に子どものことは心配でした。
ですから、復職するにあたっても、子どもの体調が急に悪くなった時でもお休みがとれるかなど、ある程度の融通をしていただける医療施設を探していました。
駒ヶ根共立クリニックは、理解のあるスタッフばかりですし、お互いに助け合うことも出来るので有り難いですね。夜間のシフトもありますが家族に協力してもらっています。
(原さん)
私も子どものことですね。
子ども行事は一緒に参加したいので、お休みをとることに理解がある施設を希望していました。
(上杉さん)
私の場合は、子どもは大きくなったので心配はないのですが、長く働ける施設を望んでいました。
以前は、デイサービスや訪問看護の現場で働いていましたが、腰を痛めてしまいました。これから定年になるまで働きたいと考えていたので、家から近くの施設で働く方がいいのかなと思うようになりました。
初めて就職した医療施設が、腎臓に問題を抱えている方を多く診ている施設だったので、透析医療は専門性が高くて難しい仕事かもしれないと思っていましたが、思い切って飛び込んでみました。
やはり、難しい医療だと感じています(笑)
−どのような点が難しいですか。
(上杉さん)
穿刺も初めてですし、検査も初めて聞くものが多いですね。
最初は結構大変でしたし、いまだに緊張しています。
−駒ヶ根共立クリニックさんは、開院当初から地元密着で、患者様だけでなく働く人の生活スタイルにも配慮した運営をされているとうかがっています。実際に働いてみていかがですか。
(中田さん)
私はパートから始めて正職員にさせてもらいました。
正職員にさせてもらう時に「子どものことが心配です」という話しをしたら、「お互い協力して、仕事の時間は調整していきましょう」と言ってくれたので安心しました。 |