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フットケアに力を入れている駒ヶ根共立クリニック。フットケア指導士の資格を取得し、フットケアの中心的な存在として頑張っている看護師・中村里絵さんにお話をうかがいました。

(3)楽しい生活が送れるようにするための透析治療

−中村さんが駒ヶ根共立クリニックで働いていて、日々頑張れるパワーの源は何でしょうか。

(中村さん)
患者様の言葉、患者様からいただく言葉ですね。

−どのようなものですか。

(中村さん)
自分で言うのは恥ずかしいのですが・・・。
「今日は(透析室に)いるの?嬉しいよ」というような言葉を、朝、透析室に入って来た時におっしゃってくださる患者様がいらっしゃいます。
私は大したことを話しているわけではないのですが「生きる力をもらえる」「元気をもらえる」とおっしゃってくださる患者様もいらっしゃいます。
本当に、ただ話を聞かせていただいているだけですが、少しは患者様の癒しになれているのかなと思うと嬉しいです。

−中村さんの一言が患者様にとっては、大きく心に響くのでしょうね。

(中村さん)
言葉には本当にすごい力があって、スタッフの言葉ひとつで、患者様は落ち込みもするし、気持ちが上がることもあると思います。
言葉を大事にしたいと思っています。

−患者様にとっては、看護師さんの処置等をしてくれる行為だけでなく、看護師さんの存在、笑顔や言葉にも大きな価値があるのでしょうね。

(中村さん)
少し前に結婚したのですが、患者様から「結婚したら辞めちゃうの?絶対辞めないで!」とおっしゃっていただきました。とても嬉しかったです。

−これから力を入れていきたいことは何ですか。

(中村さん)
患者様の心のケアができるようになりたいと思います。
日々の業務は忙しいのですが、できるだけ患者様のお話をうかがって、お気持ちが安らぐお手伝いができればと思います。
そういう意味では、フットケアで爪を切ってる時間が良い会話の時間になっています。
本当におつらい気持ちになるときもあると思います。私に話すことで少しでも前向きな気持ちになっていただけることがあれば嬉しいです。
透析治療をするために生きているのではなくて、生きるための透析治療、少しでも楽しい生活が送れるようにするために透析治療があるのだと思います。
そのためのお手伝いができるように頑張りたいと思います。

−頑張って下さい!今日はありがとうございました。

(中村さん)
こちらこそ、ありがとうございました。


(1)フットケア研修会で足の傷をみて衝撃を受けました
(2)快適な日常生活を送るためにも大切なフットケア
(3)楽しい生活が送れるようにするための透析治療



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