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大学病院で腎臓、血液、消化器、循環器を専門としていた河野啓一先生が、駒ヶ根共立クリニックの院長になりました。日々の治療についてお考えになっていることをお話ししていただきました。

(4)患者様にずっとご自分の足で歩いていただけるために

−ところで、河野先生は、なぜ駒ヶ根共立クリニックで働くことになったのですか。

(河野院長)
実は、実家がすぐ近くなのです。
元々、すぐ隣町の伊那に住んでいました。ここから車で30分もかかりません。
いつかは実家に戻ろうと考えていましたし、少しでも生まれ育った町に貢献できたらと思いました。
何より、この町は、みなさん人間が丸くて働きやすいですよね。

−院長先生としては何か意識していることはありますか。

(河野院長)
院長というお名前はいただきましたが、肩書きにとらわれず、患者様に安全に透析治療をお受けになっていただいて、健康にお過ごしいただくために全力を尽くすことが大事だと考えています。
それから、私自身が日々勉強していかなくてはいけません。

−これから5年後に実現したいと思うことは何でしょうか。

(河野院長)
5年後。うーん。そうですね。
患者様にはご高齢の方が多いです。
その患者様に、5年後もご自分の足でしっかりと歩いて頂けていることを実現したいですね。
そのためにも、患者様をデータで見たり、治療パターンに当てはめるようなデジタル的な治療でなく、患者様それぞれに最適な治療をしていきたいと思います。

−歩くというのは基本でしょうか。

(河野院長)
基本ですね。
やはり、足腰が弱ると身体的にも気持ち的にも老化が進んでしまうと思います。
基本的に自分の足で歩けると言うのは非常に大事なことだ思います。
それから、食事もとれなければ、体はどんどん弱ってしまいます。

−明確なビジョンがおありなのですね。

(河野院長)
私が何かをしたいというよりも、患者様が、5年後もお元気でいることを望んでいます。
それが一番大事なことで、そのために力になれることは何でもやっていきたいと思います。

−患者様にもご家族にも勇気がでるお言葉だと思います。今日はありがとうございました。

(河野院長)
ありがとうございました。



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