さまざまな分野での看護を経験されてきた看護師の長谷部里美さん。働き始めて1年余りですが、透析看護という仕事に大きなやりがいを感じているようです。
(1)患者様と長く深く関わることができる透析看護に魅力を感じた
−こんにちは。よろしくお願いします。
(長谷部さん)
こんにちは。よろしく願いします。
−看護師さんになって何年ですか。
(長谷部さん)
15年です。
昨年の6月から駒ヶ根共立クリニックにお世話になっています。
透析医療は初めてです。
−透析施設を職場として選んだ理由は何ですか。
(長谷部さん)
私自身の生活としては、子育てが一段落して、仕事と生活のバランスを見直そうとしていた時期でもありました。その点で、職場としての透析施設は働きやすいのではないかと考えました。
また、これまで病棟をはじめ、老人介護保険施設の看護師としてお世話になったり、訪問看護で働いていましたが、今後は看護師として一つの医療分野で長く関わっていきたいという希望もあって、透析施設での仕事を考えるようになりました。
−透析看護については、どのような点に魅力を感じましたか。
(長谷部さん)
日常生活を送りながら透析施設に通院する患者様と長くお付き合いしながら、深く関わっていくことが出来る看護の仕事ではないかと考えていました。
そのような看護を勉強していきたいというのが、転職の一番の理由でした。
−駒ヶ根共立クリニックさんを転職先として選んだ理由を教えてください。
(長谷部さん)
まず、いくつかの施設のホームページを拝見したのですが、駒ヶ根共立クリニックから”温かみ”を感じました。また、地域で長く愛されてきた施設であることにも魅力を感じました。
これまでの私は、患者様と専門職の私たちは、一方通行になりがちだと感じていました。「ひとつの大きな家族として」というクリニックの考えに、すごく共感できました。
−もともと、じっくりと患者様と関わっていきたいというご希望をお持ちだったのでしょうか。
(長谷部さん)
そうですね。病院で入院することよりも、ご家庭で生活できるのが一番良いと思います。ただ、訪問看護の仕事をしている時に、実際にはなかなか実現できないことが多いと感じていました。
ですから、通院して透析治療を受けながらご自宅で生活されている患者様に対して、看護師としてどのように関われるのか、勉強をしてみたいと思っていました。
しかし、透析看護は専門性が高い分野で、看護を極めている人の職場という印象もあり、自分に出来る仕事だろうか?という不安もありました。
−実際に働いてみていかがですか。
(長谷部さん)
仕事と生活のバランスはすごく良いです。
看護師としては、たくさんのことを勉強させていただいています。
4時間の透析治療を行っていただく中で、患者様の様子、データ、生活等も配慮して、本当に凝縮された形で看護を行っていることを実感しました。
本当に看護の仕事の幅が広いです。
−望んでいた看護の仕事でしたか。
(長谷部さん)
そうですね。患者様に長く関わらせていただくためには、勉強して知識を身につけなければ、検査結果の説明や、生活の注意点の指導等はできないだろうとは想像していましたが、実際にその通りでした。
専門職として患者様に関わらせていただくのは難しいことだと実感していますが、やりがいもあります。
−本当の意味での専門家にならなければいけないのでしょうね。
(長谷部さん)
はい。ちょっとした知識を付け焼刃的に身につけても通用しないと思います。本当にまだまだ、勉強しなくてはならないことばかりです。
でも、先輩方にご指導いただきながら勉強できる環境があるので頑張っていけます。
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