平成27年4月に新卒で入職した臨床工学技士の赤坂恵理さん。どのように学び、どのように成長されてきたのでしょうか。
(2)患者様、先輩、私の周りには先生がたくさんいます
−駒ヶ根共立クリニックの臨床工学技士さんの中には、30年以上のキャリアを持っている方もいると伺いました。
(赤坂さん)
はい。一緒にお仕事させていただけるのは幸運だと思います。
30年前のダイアライザーや機械のことなど、興味深い話しをたくさん聞く事ができます。
−実際に働いてみて、仕事をする上で大事だと思ったことは何ですか。
(赤坂さん)
患者様もスタッフも、皆さんが私の先輩だと思いました。
透析歴の長い患者様は、私よりも豊富な知識をお持ちのこともあります。
敬意を持って接することが大切だと考えています。
−患者様から学ぶ事もたくさんあるのでしょうね。
(赤坂さん)
はい。「この薬を入れると温かくなってくるんだよ」と教えてくれる方もおみえで、私は「だからこの薬はゆっくり入れなくてはいけないのだ」と分かります。
患者様も含めて、私の周りには先生がたくさんいます。
−学べる環境なのですね。
(赤坂さん)
先輩方は本当にすごいです。どんなに忙しくても、私が質問すると直ぐに答えてくれます。
稀にわからないことがあっても勉強の仕方を教えてくれたり、後で教えてくれます。
私なりに勉強してきて、透析医療の奥深さを感じています。
−3年後、どのような臨床工学技士さんになっていたいですか。
(赤坂さん)
臨床工学技士としては、まずは機械の管理とトラブル対応がきちんと出来る事です。
この装置はどういう動きをしてるのか、どういう仕組みでトラブルが起きそうなのか等「機械のことは何でも任せてください」と言えるようになりたいです。
臨床分野では、患者様の検査データをみて、透析の条件をどのように変えていったらいいのか等を提案できるようになりたいです。
−機械と患者様のお身体のことを結びつけて考えるお仕事なのでしょうね。
(赤坂さん)
はい。勉強して出来るようになりたいです。
−とても難しそうですが、やりがいのあるお仕事ですね。今日はありがとうございました。
(赤坂さん)
ありがとうございました。
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