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(3)日本中の透析患者様のお役に立てれば嬉しい

−−研究報告としてドキュメント化する意味の2つめを教えてください。

(野溝看護部長)
はい。それが、当クリニックが研究活動に力を入れている3つめの理由になりますね。

−−当施設以外の患者様にも貢献するということですね。

(野溝看護部長)
そうです。
研究論文としてまとめて、学会や研究会で発表して、他透析施設の方々にも興味をもっていただければと思います。ご評価いただき「うちでもやろう」となれば、結果的に患者様に貢献できるわけです。

−−なるほど、外に発表することにも意味があるのですね。

(野溝看護部長)
はい。
外に発表をするというのは、スタッフのスキルアップにもなりますね。
発表に持っていくことによって外部の人と接します。それによって、自分たちの仕事についての評価が客観的にチェックできます。
それは、誇り・喜びになることもあるし、劣等感になることもあります。

−−喜びというのはわかりますが、劣等感になることもあるんですか?

(野溝看護部長)
そうですね。
がんばって作ったもので「どうだ!」と思っていても、もっとすごいものがあればガッカリしますよね。落ち込んで帰ってくるときもあります。
でも、自分が学ばなければいけないことを気付かさせてくれたっていう場になるんですね。
だからそういう謙虚さを持ってやっていかないといけないと思います。
井の中の蛙なんて言葉があるように、
私達はいいんだ、私達は一番いいんだってなんて言って気がつかないまま・・・ってことがないように。

−−良い時は?

(野溝看護部長)
スタッフの仕事に対する喜び、プライドにつながって、良い循環が生まれます。
仕事にプライドがある、仕事にやりがいがある。
患者様に提供できる。患者様が喜んでくださる。
喜んでくだされば自分も嬉しくなる。笑顔の循環になります。
学ぶ意欲にもまたつながります。また自分が理解できたことを後輩に提供する気持ちがでてきます。
そういう良い循環が、当クリニックに確かにありますね。

(1)研究のための研究でなく、日々の臨床と医療活動の結果です

(2)スタッフが学習しあってスキルアップしていきます

(3)日本中の透析患者様のお役に立てれば嬉しい

(4)患者様に提供するために学ぶのです







(2)スタッフが学習しあってスキルアップしていきます
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(4)患者様に提供するために学ぶのです

 
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