20年近く、ずっと透析治療に関わる看護師として働いてきた篠田理香さん。
看護師の仕事の魅力や、よい透析室の条件などについてうかがいました。
(1)20年近く、透析医療に携わってきた理由
−こんにちは。よろしくお願いします。
(篠田さん)
こんにちは。よろしくお願いします。
−看護師さんとうかがいました。何年くらいやられていますか。
(篠田さん)
19年目になります。
−いろいろなところで働いたと思うのですが。
(篠田さん)
ここで4箇所目です。
何かしら透析治療に関わるところで看護師をやってきました。
−透析関係がすごく長いんですね!
(篠田さん)
はじめは機械が多いのと、実際に透析室に入ったとき、それまで見たこともないものばかりだったので、ちょっと驚きました。
−長い間、透析関係の部門で働いてらっしゃる理由は何でしょうか。
(篠田さん)
特殊な技術の部分もあると思います。
機械もそうですし、患者様は合併症も多いです。
看護師として、とても勉強にはなるなと思って、ここまできていますね。
−幅広い知識や経験ができるということですか。
(篠田さん)
一般病棟というといろんな科がありますよね。
たとえば、耳鼻科でしたら耳鼻科の看護師ということになります。
でも、透析関係の看護師として働く場合は、高齢者の方も多いですし、合併症が伴ってくるので、トータル的にいろいろ勉強できると思っています。
−篠田さんご自身も、勉強するのが楽しいというのもあるのでしょうか。
(篠田さん)
そうですね。
私が入った頃、いろいろな先輩に教わりながら勉強させていただきました。
家族ぐるみのようにスタッフがなるような感じが、他にはないかなと思いました。
人間関係も比較的良好にやって来れましたし。
−患者様とも長いおつきあいですよね。
(篠田さん)
はい。
週3回、お会いして、長い期間のお付き合いです。
患者様とも信頼関係を得られることも嬉しいですね。
−透析施設で働くのをためらう看護師さんもいらっしゃるようですが。
(篠田さん)
そうですね。
透析は、機械があるということで避けられる方って多いですね。
でも、今の時代は、携帯電話やパソコンがあって、皆さん、ある程度は使いこなしていらっしゃいますよね。
ですから、透析の機械も問題ないと思いますね。
−なるほど。確かに20年前と比べれば、女性も機械によくさわっていますね。
(篠田さん)
あとは基本的な看護は、そんなには変わらないと思います。
とくに偕行会グループは、教育などの受け入れも充実していますから大丈夫だと思います。 |