臨床工学技士の丸野志緒美さん。入職して1年程の時のインタビュー記事が掲載されてから4年がたちました。最近のお仕事ぶりについてお話しをうかがいました。
(2)人に教えるのは難しい!気付くこともたくさんあります
−4年前は、とにかく頑張る!やってみる!という感じでしたが、仕事で心がけてきたのは何でしょうか。
(丸野さん)
”みる”ことですね。
患者さんの状態をみて、行動に移せるようになってきたように思います。
−何かをすることより”みる”こと。
(丸野さん)
そうですね。
たとえば、患者様のデータをみて、悪い時には「効率をかえましょう」と提案することができるようになってきました。
−ご自身の引き出しも多くないと出来ないことだと思います。
(丸野さん)
意識はしてなかったのですが、いつのまにか引き出しが増えてたのかなと思います。
前は、開けたくても開ける引き出しがなかったですからね(笑)
ただ、透析治療は奥が深いですし、新しいことがどんどん出てきます。
引き出しも増やさなくてはならないし、中身を新しくしていくためには勉強しなくては!と思います。
−わかってきたからこそ、あらためて透析医療の奥の深さを感じますか。
(丸野さん)
感じます。
以前は霧がかかって、奥が見えていませんでした。
今は、少しは奥が見えるようになったのですが、その先もあるのに見えていないと思います。
何とか大丈夫だろう!という気持ちと、どこまで奥深いのかな?大丈夫かな?という気持ちが半分半分ですね。
どちらにしても、やりがいがあります。
−人に教えることもあるのでは。
(丸野さん)
あります。教えるのは難しいですね。
適当なことは教えられないので、確認も含めて勉強することが増えています。
教えながら気付くこともたくさんあります。
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