駒ヶ根共立クリニック設立から、スタッフを温かい目で見守り育ててきた、五十川事務長にお話しをうかがいました。
(1)気持ちよく、モチベーションが高い状態で働いてもらうことが患者様のためになる
−スタッフの皆様から「働きやすい」「やる気がでる」という声がたくさん聞かれました。五十川事務長としても意識していることですか。
(五十川事務長)
はい。できるだけ気持ちよく、モチベーションが高い状態で働いてもらいたいと思っています。
特別な面談はしていませんが、休み時間などでスタッフとできるだけ話しています。
−どのようなお話しをされているのですか。
(五十川事務長)
本当に、ただの世間話しですよ(笑)
その中で、フットセラピーを習っているですとか、フラワーアレンジメントが趣味だという話しを聞くんですね。そういったことが仕事の中でも活かせればいいなとは思って、スタッフに提案してみます。
−そういう中から特徴のある活動がでてくるのですね。
(五十川事務長)
そうですね。患者様の中に習いたい方もでてきます。1つ1つの活動が患者様のためになって、最終的にはクリニック全体をレベルアップしてくれることになると思います。
−そのような広がりを作るのは、実際には難しいことだと思います。
(五十川事務長)
まずは、スタッフがどんな興味をもっているかを知ることが大事だと思っています。
やる気がでなければ、何か企画を立ててみても、計画倒れになって実行されません。
−スタッフのことは履歴書からはわからないことが多いですか。
(五十川事務長)
履歴書には、書いてあることもあれば、書いてないこともあります。普段の会話の中からの情報が一番ですね。
せっかく身につけていたり、興味をもっていることですから、活かしていただきたい。
そうなることが、スタッフのやる気につながっているのであれば嬉しいです。
−家庭のご事情にも配慮されているのですか。
(五十川事務長)
できるだけ考慮するようにしています。
子どものこともあるし、おじいちゃん、おばあちゃんの介護のこともあります。
それを、私なりに把握して、ある程度は対応できるようにしておくのも役割です。
−スタッフの皆さんに助け合いの精神もありますね。
(五十川事務長)
はい。それが、当クリニックのスタッフの良いところです。
優秀なスタッフたちですから、長く働いてもらいたいです。
それが患者様のためにもなることです。
−スタッフの皆さんは勉強熱心ですね。みんなで癒会のように評価されている活動もあります。
(五十川事務長)
同じ地域で育ち、同じ地域で生活しているとなかなか新しい情報が入ってこない状態になりやすいんですね。
ですから、常にレベルアップするためにも、できるだけ外にでて勉強してほしいなと思っています。
−五十川事務長のスタッフへの愛情を感じました。今日はありがとうございました。
(五十川事務長)
いえいえ。こちらこそ、ありがとうございました。 |