透析技術認定士やケアマネージャーの資格取得や、「みんなで癒会」といった活動など、精力的な活動をされている中村有里さんにお話しをうかがいました。
(1)”人が好き!”笑顔で人と接することが大切
−こんにちは。よろしくお願いします。
(中村さん)
こんにちは。よろしくお願いします。
−こちら(駒ヶ根共立クリニック)にお勤めになってどのくらいですか?
(中村さん)
もう13〜4年になります。
その間、出産もしています。
−透析技術認定士という資格をお持ちだそうですが。
(注)透析技術認定とは
透析療法合同専門委員会(日本腎臓学会、日本泌尿器学会、日本人工臓器学会、日本移植学会、日本透析医学会) が実施する認定講習会を受講し、さらに認定試験に合格して認定されます。
(中村さん)
はい。透析機器の管理は、今は技士さんに任せていますが、当時は勉強の必要があったものですから。
−資格をとったり、「みんなで癒会」といった活動をしたり精力的な活動をされています。お仕事のやる気の原動力になっているものは何ですか。
(中村さん)
そうですね。
この仕事をやり続けていられるのは「人が好きなんだな」と思います。
いろんな人がいるから面白い。いろんな人がいるから接し方も考えます。
ずっと以前に、脳外科にいたことがありましたが、その時も天職だと思ったくらい大好きだったんです。患者様と会話をする時、患者様はゆっくり話してくださっても、後遺症があったりして、うまく聴き取れないような時があります。それをどうやって聴けば理解できるのか、一生懸命考えて接していました。
人とふれあうのが好きなんです。
−職場が変わっても「人が好き」というのは変わらない。
(中村さん)
はい。そして、ここに辿り着いた感じです。
−透析医療のどこに興味を持ちましたか。
(中村さん)
ずっと、患者様に関わっていられるのが良いところだと思います。
−患者様に関わるにしても、日々の勉強が必要そうですね。
(中村さん)
最近は、特に「笑い」に興味があります。
そうすると「笑い」という言葉にすごく敏感になっていますね。
新聞を読んでいても「笑い」という記事あると「何かな?」と気になります。
笑いのセミナーあれば「ちょっと行きたいな」と思いますし。
勉強というほどではないのですが、自分自身にアンテナが立っているように思います。
−なるほど。
(中村さん)
患者様と接するにも笑顔はすごい大事だと思うんですね。
看護師としても人間としても、笑って人と接することは本当に基本的なことだったんだなっていうのを再認識しています。
もちろん、スタッフ同士もそうですね。
「笑い」が、潤滑油のようになれば、人間関係も良くなるんだろうと思います。
患者様にとっても、怒られて指導されるよりも、笑顔のある関係で指導を受けた方が捉え方も違ってくると思います。 |