臨床工学技士 1年と1ヶ月の丸野志緒美さん。
(インタビューを行ったのは2007年7月)
ふだんのお仕事のこと、早くも学会で受賞している研究活動についてうかがいました。
(1)日本透析医学会で受賞!驚きました!
−−こんにちは。よろしくお願いします。
(丸野さん)
よろしくお願いします。
−−技師さんになって1年目。早くも日本透析医学会で研究が受賞したとうかがいました。
(丸野さん)
はい。
第52回の日本透析医学会学術集会のポスター展示で、ゴールデンリボン賞をいただきました。
−−ポスターというのは?
(丸野さん)
会場に研究成果をはりだすんですね。
この時は、演題数で1238ありまして、その中から20演題が選ばれるんです。
−−1238分の1ですか!それはすごい・・・
(丸野さん)
偕行会グループは、その20の内、私も含めて3つが受賞しています。
−−す・・すごいんですね!偕行会さんって・・・・
(丸野さん)
私もそう思います(笑)
−−1年目で学会に出すこと自体が異例だと思うのですが。
(丸野さん)
私もびっくりしました。
まず、1年目でそんなことになるとは思わなかったんで、もうびっくりして。
−−経験年数に関係なくチャンレジさせてもらえるところなんですね。
(丸野さん)
そうですね。
やらせてもらえるっていう良い環境にいさせてもらってるので。
−−研究内容を、簡単に説明していただくとどういう内容なんですか?
(丸野さん)
ダイアライザーっていうところに血液を通して、そこで透析っていうのを行うんです。
PS膜というのは、一般的にはすごく生体適合性が良くて、すごく身体にも優しいですよっていう風に言われてる膜なんですけど、その中でも人によっては、一部の人には、その膜が合わないという人もいましたよっていう報告なんです。
−−それは技士さんならではのアプローチですか?
(丸野さん)
そうですね。
それと、当クリニックには、たくさんの患者様がいらっしゃって、お一人お一人を細かく診ていますからわかったこと・・・という内容でもあるとは思います。
−−賞受賞されて、ご自分の意識で変わった事ってありますか?
(丸野さん)
この研究させていただくにあたって、膜に関する理解が深まってきたっていうのがあります。
賞をいただいたことに関しては、中途半端にはできないなって意識は生まれてきました。
−−研究をやること自体がもう、自分のスキルアップにつながっていく。
(丸野さん)
研究するっていう事は、勉強させてもらえるということですし、結果が伴ってくると、やっぱり嬉しいものもあります。
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