古江 寛子

(3)一つ一つ克服していけば、ゆっくりでも着実にステップアップできる

ご友人に透析施設で働くのはやめたほうがいいよと言われながらも、看護師としてスキルアップできそうだと入職された看護師の古江寛子さんに、お仕事の実際についてお話しをうかがいました。

(1)コミュニケーションの良さが雰囲気の良さにつながっている

(2)看護師として大切なコミュニケーション・スキルを身につけたい

(3)一つ一つ克服していけば、ゆっくりでも着実にステップアップできる

−患者様は、食事をはじめとする自己管理がとても難しいと思います。どのような指導を心がけていますか。

(古江さん)
頭ごなしに「数値がこうならないといけないから我慢してください」ではダメだと思います。
患者様ご自身がどうなりたいか、今後、ご自身がどうなっていきたいかというのをお話ししていただいて、それに対しての良い方法を提案していく形が良いと思います。

−40歳代で働きながら透析治療を受けたいという人と、80代でできるだけ楽な形で生活をしたいという人では、自己管理の内容も変わってくるものですか。

(古江さん)
そうですね。
食事も行動もまったく違いますから、気を付けなくてはいけないことも全く違うものになると思います。
また、年齢・性別・病状がこうだから、これが正しい管理方法ですといった杓子定規的なものでもありませんね。

−先ほど、スタッフさん数人で、患者様について話し合いをされているのを拝見しました。

(古江さん)
はい。私がある患者様に対して、指導をしていかなくてはならないのですが、その患者様のお気持ちを尊重してご希望に合うようにお話しするにはどうしたらいいのかを相談していました。

−相談できるのは心強いですね。

(古江さん)
はい。周りは、透析医療の経験が豊富な方ばかりですから、安心して相談できます。

−ブランクがあっての再就職、転職というのは悩みもあるし、勇気もいることだと思います。悩んでいる方にアドバイスを何かお願いできますか。

(古江さん)
私の経験でのお話になりますが。。。
すごく不安はあると思いますが、飛び込んでみる勇気をもっていただくのが良いかなと思います。
私自身もブランクがありましたし、透析施設もすごく暗いイメージで不安ばかりでした。
でも、実際に働いてみると、患者様はいい方ばかりですし、スタッフも明るい人ばかりでした。
機械がまだ苦手ですが、一つ一つ克服していけば、ゆっくりでも着実にステップアップできます。
私には、ここ(くわな共立クリニック)の環境が良かったみたいです。

−いきなり何でもかんでも出来る必要はないですか。

(古江さん)
ないと思います。
私も5年のブランクがあったので、針を刺すのも最初から(学ぶ感じ)でしたから(笑)。
今はだいぶ慣れてきましたけど、最初は毎回緊張しましたよ。

−「出来る自分」というイメージを膨らませすぎると、つらいのかもしれませんね。

(古江さん)
そうですね。
入ってから勉強しなくてはいけないことがたくさんあるので、思い切ってみるのがいいと思います。

−今日は、ありがとうございました。

(古江さん)
こちらこそ、ありがとうございました。